/

問題文

通話が繋がらない!

離れたオフィス間でも円滑にミーティングをできるように社内ミーティングサービスを運用している。
セキュリティ強化として入社した新入がLinux Routerにとある変更を行ったところ、社内ミーティングサービスが動作しなくなった。

このままだと、別支店のチームがミーティング参加ができなくなる!

一刻も早く修正せよ!

情報

  • 社内ミーティングサービスURL: https://192.168.8.19/

Linux router X

IPアドレス: 192.168.8.1
ユーザー: admin
パスワード: a3nVn22U

Linux router Y

IPアドレス: 192.168.8.9
ユーザー: admin
パスワード: PGrydZ1

Application Server

IPアドレス: 192.168.8.19
ユーザー: admin
パスワード: ani8EZu

使用手元機材の情報

Client A(支店A)

2960-A: FastEthernet 0/1

Client B(支店B)

2960-A: FastEthernet 0/2

問題のスタート状態

参加者PC同士での社内ミーティングサービスを使用したビデオ通話ができない。

問題のゴール状態

参加者PC同士での社内ミーティングサービスを使用したビデオ通話ができる。

構成

注意事項

この問題で使用するブラウザは「Google Chrome」と「Firefox」のみです。
これら以外のブラウザでは問題回答ができませんので、このブラウザで動作確認をしてください。

この問題を解く際は、参加者PCを無線Wifiに接続せず使用手元機材の情報に記述されている有線LANポートのみに接続してください。
参加者は自身のPCからApplication ServerにHTTPSでアクセスすることで社内ミーティングサービスを利用することができます。
このサービスではHTTPS通信に自己署名証明書を使用をしております。そのため、ブラウザからアクセスした際に証明書の警告がされます。

トラブルの概要

社内ミーティングサービスではWebRTCが使用されており、ビデオ通話などのメディアデータの送受信は基本的にP2PでClient同士が通信するものである。
今回Client同士がP2P通信するための経路情報が互いのLinux routerに登録されていないために発生したトラブル。

解説

トラブルの概要の通り、Linux router XとLinux router Yにて、互いの経路情報を登録する。

永続化については問題文に明記していないので、永続化の有無については得点への反映はない。

解答例

Linux router X

# # 経路追加
# route add -net 192.168.8.8 netmask 255.255.255.248 gw 192.168.8.18
# # 永続化
# cat /etc/network/if-up.d/branch-b-routing
#!/bin/sh
/sbin/route add -net 192.168.8.8 netmask 255.255.255.248 gw 192.168.8.18

Linux router Y

# # 経路追加
# route add -net 192.168.8.0 netmask 255.255.255.248 gw 192.168.8.17
# # 永続化
# cat /etc/network/if-up.d/branch-a-routing
#!/bin/sh
/sbin/route add -net 192.168.8.0 netmask 255.255.255.248 gw 192.168.8.17

講評

ICTSC 2018お疲れ様でした。

今回の問題は、解答を見てしまえばとても簡単な解決方法だったかと思います。
ソースコードのほとんどは、ICTSC2018 一次予選のWebRTC問題とほとんど一緒です。

しかし、今回の問題では、テキストチャットがWebRTC通信が確立できていない際に、アプリケーションサーバを介して通信するため、戸惑ったチームも多かったかと思います。

回答率は他の問題に比べ低かったですが、WebRTCに使用されている様々な、プロトコル、技術を考慮している解答も見られ、WebRTCを多くの人に知ってもらいたかった作問者としては非常に嬉しかった結果でした。